普通じゃなかった普通の子供たち
「6年生を送る会」で飾られた、チームが獲得してきた様々なトロフィーやメダル、賞状の数の多さに、改めて凄いチームであったということを感じていました。が、このチームにはスーパースター的な、飛び抜けた能力の選手がいません。事実、6年の秋に行なわれたプロ野球のジュニアチームのセレクションには、誰一人として合格しませんでした。
そんな、ある意味普通の子供たちだけのチームが、ここまでの成績を残せた強さの理由は、何だったのでしょうか。
私が思うには、一番はチームメンバーが常に一体となっていたことでしょうか。これは選手同士はもちろんのこと、監督・コーチ・保護者まで含めても言えることではないかと思います。5年生の秋の騒動が、結果的にはここまでの一体感を醸成したと言えるのかもしれません。あるコーチが私に、「このチームのメンバーは、全員本当に仲が良い。ここまで仲が良いチームは珍しい。」とも言っていたのが印象的です。
そして、飛び抜けてはいないけど、メンバー間のスキルや実力に大きな差がなく、しかも皆がそこそこのレベルにあって何かしら一芸に秀でていたのも理由の一つと言えるでしょう。もちろん、レギュラーと控えの差はありますが、例えレギュラーの誰かが試合に出れなくても、控えの選手はしっかりとその穴を埋めることが出来た故に、幾多の大会で上位の成績を残せたものと思います。
また、選手たち自身の意識も高く、いい意味でのライバルとして切磋琢磨する雰囲気もありましたし、受験を目指して休部した選手は皆、希望校に合格をすることが出来、見事に文武両道をも成し遂げました。
そして、最後は「運」に恵まれたこと。いくら実力があろうとも、運が無ければ勝ち残れないということは、学童野球に限らず数多のスポーツの場面で見てきました。このチームは、ここぞという大会では本当に運にも恵まれていたと思います。
「チーム史上初」、「文京区代表として初めて」という冠詞の付く結果を数多く残し、チームの歴史に燦然と輝く偉業を成し遂げたこのチームに保護者として関われた事は、本当に有難く幸せなことでした。選手の皆さん、本当にありがとう!
監督・コーチ・チーム関係者・保護者の皆さんにも、改めて心から感謝いたします。
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コメント
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19さん、どうもです。
本当に、終わってみれば長いようで短かったですね。
拙いブログにもかかわらず、多くのコメントを頂き大変有難かったです。
当面、こちらはこのままにしておきますが、新しい記事のアップはどれほど出来るか??です。
投稿: 撮里頃民 | 2011年3月31日 (木) 22時49分
3年から公式大会に出始めて卒団まで、4年間もあったのに「あっ」という間でした。
週末を中心に生活が回っていた感じです。
(父親飲み含めて。)
週末に集中して、終わると次の週末のことを考えて、また週末に集中する。
ただその繰り返しで、時間が経つことなど考えてませんでした。
気がつくと、いつの間にか4年が経ち、子供たちは卒団していて、浦島太郎はこんな気分だったんでしょうか。
充実した時が過ごせたことを、指導者を始めとする方々に、ただただ感謝です。
勝手応援団も何百回もアクセスさせて頂きました。
フェアで楽しい切り口と躍動感溢れる写真をありがとうございました!!!
(to be continued....でしょうか?!)
投稿: 19 | 2011年3月31日 (木) 00時29分