苦しいときの牽引者
先日の試合の敗戦記事の中(コメント)で、チームの一体感が今一つ物足りなく感じると書きました。これは、負けている不利な状況で、ムードメーカーとしてチームメートの気持ちを盛り上げることができる選手が目に付かなかったことが、理由の一つではないかと思っています。
子供たちの連帯感は、決して弱くないと思っています。
飛び抜けて野球のセンスや能力が優れた子供がいるわけではなく、同一学年ではありますが、少ない人数で戦い上部大会でもそこそこの成績を残してきているのですから。特に、勝った試合では気持ち良い位、選手たちは控え組も含めて笑顔を見せて声を掛け合い、試合を楽しんでいます。ですが、先日のような大きなハンデを背負った不利な状況では、声は掛け合いますが選手たちに笑顔はありません。監督・コーチも、当然のことながら気持ちを盛り上げようと指導を行い、子供たちもキャプテンを中心に応えようとはします。しかし、勝っているときと同じ様にはなかなかいきません。これは、小学生ならば当たり前のことかもしれません。
ですが、本当に強いチームでは、不利な状況でもチームメートの気持ちを鼓舞するように声を掛け、選手全員が決して諦めない、最後まで歯を食いしばって試合に臨むと言う気持ちで一つにできるようなムードメーカーになる選手がいるように思います。
そういった役割を演じられる子供は、キャプテンを任されていることが多いとは思いますが、もう一つのポイントとして、その相方役の存在もあると考えています。具体的には、ムードメーカーの鼓舞に一早く応えて、二人で他の選手を引っ張っていける選手です。ムードメーカーに応える役割がキャプテンであっても良いでしょう。
この役割を担える選手二人がいれば、そのチームは底力を発揮できるチャンスが凄く広がるように思います。ウチのチームでは、やはりキャプテンがチームの牽引役を担っています。しかし、それに応える側の役割を担う選手がはっきりと決まっていないようにも見えるので、不利な流れを変えきれないのかなと感じられます。
ただ、これも逆に言えば誰もがムードメーカになる可能性があるとも考えられます。このようなことを考えること自体が親の過大な期待なのかもしれませんが、子供たち自身にも不利な苦しい時にどう気持ちを持って戦っていくのか、勝利を掴むために何が必要かを感じ取ること。そして、それを行動に起こすことを、今よりももっと強く明確にできるようになってくれればと思ってしまいます。
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コメント
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ロジャースさん、コメントありがとうございます。
幸い、ウチのチームの監督さんやコーチの方は、このあたりのことも考えて対応をしていただいています。
それでも、子供たちの性格などもありますから、なかなか理想通りにはいかないのでしょうね。
投稿: 撮里頃民 | 2010年3月18日 (木) 21時31分
こんばんわ。
確かにムードメーカーという存在は大切だと思います。
それに応える選手もいればいいんですが、そちらの方があまりいないような気もしますねぇ!?
キャプテンやキャッチャーにそういうムードメーカーがいれば理想ですが、そういうことをまったく考えない監督も多いような気がします。
投稿: ロジャース | 2010年3月17日 (水) 22時30分