一塁へのヘッドスライディング
15日の試合で、バント後に一塁にヘッドスライディングをして左ひざを強打した愚息は、当日は歩くのもままならない状態でした。
翌日、診察を受けた結果は単純な打撲で骨や靭帯には目に付くような異常がなかったのは幸いでした。ただし、痛みは1週間位続くみたいで、痛みが引くまでは膝の激しい運動は禁止です。なので、今週末の野球の練習は出来なくなはないと思いますが、愚息のみストレッチなど膝に負担がかからない内容が中心になるかもしれません。
打撃後に一塁にヘッドスライディングをする姿は、高校野球やプロ野球でも時折見られますが、学童野球では怪我のリスクが高いことを改めて感じました。愚息のチームでも、以前から打撃後の一塁へのヘッドスライディングはしないということで指導をしていただいています。ですが、いざ試合となると、子供たちもセーフになりたいと言う気持ちの方が勝るのか、咄嗟にヘッドスライディングをしてしまうようです。選手(子供)の気迫・ガッツの現われとして評価する声があるのも承知していますが、以下の理由から打撃後の一塁へのヘッドスライディングは止める様に、改めて子供たちに徹底していただくようお願いしたいと考えています。
・打撃後の一塁は、駆け抜けて離塁をしてもアウトにはならない特典がある。
(他の塁への進塁やリード後の帰塁は、相手のタッグをかいくぐったり離塁しないために、スライディングが必要)
・一塁への到達時間は、スライディングするよりも駆け抜けた方が速いと言われている。
・打撃後の一塁までの走塁では、駆け抜ける練習はしていてもヘッドスライディングをする練習は(普通)していない。
・(前項の練習にも絡みますが)駆け抜けた方が怪我をするリスクが小さく、安全に野球を楽しめる。
選手の保護者の皆様も、出来ることならばご自分のお子さんに、一塁へのヘッドスライディングはしないようお話をしていただければと思います。怪我をしてからでは遅いので…
最後に、この話題に関する他のブログの記事のリンクを記載します。
「ヘッドスライディングで熱くなってしまったm(_ _)m」
http://ameblo.jp/ma2beat/entry-10305142721.html
「少年野球関係者様“一禁”キャンペーン4649!」
http://ameblo.jp/ma2beat/entry-10389552496.html
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コメント
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学生野球ファンさん
応援コメント、有難うございます。m(_ _)m
投稿: 撮里頃民 | 2009年11月23日 (月) 21時59分
練習復帰おめでとうございます。
これからもがんばってください。
応援しています。
投稿: 学生野球ファン | 2009年11月23日 (月) 21時36分
学生野球ファンさん、長文のコメントありがとうございました。学生野球ファンさんの思いやお考えを伺えたこと、大変ありがたく思います。
そして、ご指摘のご意見、ごもっともと思う所が多々あります。一番の「子供の気持ち」が大事ということ。これについては、まったく異論ありません。また、スポーツでの怪我のリスクがゼロでないこと、メンタルの部分が大きな要素であることも、然りです。
今回の問題提起は、その上で打撃後に一塁でセーフになるために、そうなりたいという子供たちの強い気持ちを、出来るだけ安全にかつより効果的に活かすには、一塁へのヘッドスライディングよりも駆け抜けた方が良いと思ったことからです。
改めて申し上げますが、他のケースでのスライディング全てを否定するものでは有りません。そして、今回の怪我では「悪いことをした。」と言う言葉は子供には言わず、「気持ちは良く解る。だけど、駆け抜けた方が良い結果を得られる確率が高いと思う。」と伝えました。
また、チームの方針でも一塁にはヘッドスライディングをさせないということ(ただし、厳禁罰則というほど強制はしていません。)でしたので、お願いをしてみようと思った次第です。
学生野球ファンさんのお言葉「どっしりと構えて、お子さんの次の大きなステップのために心の支えになる」ことと「「リスク」をどうかわすかでなく、どう克服するかということに、日々の鍛連の意義を見出す」ことも忘れずに、子供と野球に接していきたいと思います。
投稿: 撮里頃民 | 2009年11月22日 (日) 23時04分
初めてコメントをさせていただきます。
一塁へのヘッドスライディング。。。
私個人の感想としては、お子さんを褒めてあげたいです。
結果として怪我をされ、数日プレーをできなくなるという状態となりましたが。
野球に限らず、スポーツは、頭で考える一瞬前に、体が反応することが要求されるものだと思います。
瞬時に体を反応させるのは、本人の気持ち(考えでなく)ではないでしょうか。
お子さんにその「気持ち」があったとすれば、結果云々でなく、まずはその点を大いに評価してあげれば良いのではないでしょうか。
極論になりますが、「怪我」も野球(スポーツ)のうちです。
厳しい言い方で恐縮ですが、「怪我が悪い」という考えは、スポーツを行う前提に反していると思います。
プロスポーツ選手は別です。
プレーそのものに、他人の金銭が投資されている訳ですから。その分、自己管理にも、その選手の存在意義として責任を問われます。
もともとは、そのプロスポーツ選手がアマチュア選手時代にも、前述のような精神でプレーしていたはずです。
そもそも、一塁へのヘッドスライディングだけが危険な行為なのでしょうか。
内野手のダイビングキャッチは?
危険というなら、三遊間のゴロに対してサード、ショートがダイビングするのはナンセンス?
ランナーで言えば、足からすべるスライディングは?
ヘッドスライディングが危険なら、「足からならまだマシ」という考えは、元野球選手として言わせていただくなら、あり得ません。
機会があれば、ならされていない試合直後のグラウンドに立ってみてください。
例えば、ショートの守備位置前、バッターボックスの中、マウンドのプレート前と踏み出した足場など。。
スタンドからは平坦に見えるようなグラウンドも、これほど穴だらけ、デコボコなのかと感じることができると思います。
実際、クロスプレーでホームへ足からスライディングする場合、そのバッターボックスのデコボコに突っ込んで行く場合もある訳ですから、充分ヒザを打撲するリスクはあります。
(実際、私もこれで靭帯を痛めました)
野球選手は、これだけ、「普通に」怪我のリスクを負った上でプレーをしています。
確かに、怪我はイヤです。
親御さんとしてはお子さんが怪我をするのがいやなのは当たり前のことですし、その点は否定しませんが、ただ、「怪我のせいで、数日野球のプレーができない」といういらだちは、単なる親のわがままではないでしょうか。
お子さんにとっては、この怪我は、今後野球を続けていく上で、色んな意味で貴重な経験になっているはずです。
もしかしたら、この怪我がなければ、この先もっと大きな怪我を負うこととなったかも知れません。
ここ数カ月の試合だけを睨んでいらだつようなことはせず、もっと長い目でお子さんの野球を見守ってあげてはいかがでしょうか。
「一塁へのヘッドスライディングは悪」で片づけられてしまっては、せっかくお子さんに芽生えているアグレッシブな部分に水を差すような気がして、しかたがありません。
改めて言うまでもありませんが、野球は、技術だけで行うものでなく、「気持ち」の部分が大きく左右するものですから。
お子さんが行ったプレーは、決して間違っていません!!
お子さんは、タダでさえ怪我をして親御さんに気を使い不安になっているはずです。
その親御さんが動揺してその不安を煽るのではなく、どっしりと構えて、お子さんの次の大きなステップのために心の支えになってあげて欲しいです。
スポーツ、特に勝負事(小学生とはいえ)に身を置く者であれば、「リスク」をどうかわすかでなく、どう克服するかということに、日々の鍛連の意義を見出してほしいと願っています。
投稿: 学生野球ファン | 2009年11月21日 (土) 21時24分