新型インフルエンザの影響

ＷＨＯ（世界保健機関）では、豚インフルエンザが人への感染力を持った新型インフルエンザとして流行し始めているとの判断を下しました。
現時点では日本での罹患者は発生していませんが、今までの海外での患者数の動向を見る限り、早晩日本でも罹患者が出る可能性が低くないと思わざるを得ません。

その（人対人で感染する）新型とされる豚インフルエンザは、従来危惧されていた鳥インフルエンザ由来のものではないため、事前の予防研究も十分には行なわれていない所もあり、このウイルスの毒性（人への影響）や感染力などは、現在詳しく調査されているとの事です。幸い今は死者の発生はメキシコに限られ、その他の地域での患者には、既存の抗インフルエンザ薬による治療の効果があり、重篤な症例は出ていないとのことなので、必要以上に不安になることはないと思います。
が、日本での感染が認められた場合には、社会生活への影響が懸念されます。これは、政府主導で定められた「新型インフルエンザ対策ガイドライン」による感染拡大の予防措置が実施されるためで、東京近郊で患者が発生した場合には、少年野球大会のようなイベントも開催できなくなる可能性があります。

今の社会では、感染地域の拡大を完全に防ぐことは不可能でしょうから、安心して野球が楽しめるよう、一日も早くウイルスの解析とワクチンの製造が行なわれることを祈るばかりです。