最終回2アウトから
レッドサンズ6年生のサヨナラ大会。
今日、準決勝と決勝の2試合が行なわれました。ますは、「茗荷谷クラブ」さんとの準決勝戦です。
先攻のレッドサンズは1点を先取しましたが、その裏に四球とヒットに加え、守備の乱れもあり、2点を取られて逆転されました。その後、相手エースの制球力に打線が抑え込まれる一方、打力のある「茗荷谷クラブ」さんの力を封じることが出来ず、4回までに5点を取られて追いかける苦しい展開となりました。それでも、4回には相手エースの調子が少し落ちたところですかさず1点差まで詰め寄りました。ですが、ここでも追加点を狙ったランナーが相手の堅実な守備で惜しくも本塁封殺となり、終始相手ペースの試合展開でした。
最終回となった5回。バッター粘るも2アウトを取られて、万事休すかと思いきや、ここからドラマが始まりました。2アウトから3番がヒットで出塁し、迎えるは4番の右腕エース。この試合でも2塁打を放ち調子が上がっていたようです。で、2ストライクと追い込まれた後、渾身の一振りはレフトの頭上を越え、起死回生逆転の2ランホームラン!!
しかし、このままでは終わりません。その裏相手の最後の攻撃で、勝ちを意識したのか、エースがまさかの3連続四球で無死満塁のピンチを背負ってしまいました。打力のある「茗荷谷クラブ」さん相手では、一打逆転サヨナラの可能性がとても高い大ピンチです。
ここで、今日先発しながら調子を出しきれずに交代した左腕エースが再登板し、気迫のピッチングを見せました。続く打者を三振、二人目を浅い外野フライ、そして三人目をサードゴロに仕留め、決勝戦への切符を手にしたのです。ベンチで応援していたお母さん方も、優勝したかのような感激に溢れ、涙する人もたくさんいました。
いやー、野球は2アウトからとは言いますが、見ていて本当にしびれました。
試合の流れ、その中でのいくつかのミスや戦術の選択、打順の巡り合わせなど、理由は後からいくらでも考えられるでしょうが、このドラマチックな試合は両チームの選手が、それこそ全身全霊を掛けてプレーした結果生まれたものだと思います。「茗荷谷クラブ」さんも、優勝出来るだけの実力を持っていたことも、充分に証明されたと思います。
素晴らしい試合と感動を与えてくれた両チームの選手に、心からお礼を言いたいと思います。そして、4月からチームの主力となる後輩の選手たちに、それぞれのファイティングスピリッツを引き継いでいって欲しいと思います。
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コメント
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ロジャースコーチさん、どうもです。両チームとも、6年生選手はこれが最後の試合となることが判っていますから、なおのこと試合への思い入れが強かったかもしれません。私も、写真を撮る前に選手の一挙手一投足に見入ってしまいました。
試合後の相手チーム選手は、流石に言葉も無く肩を落としていましたが、勝利に値するだけの実力を兼ね備えていたと思います。
さて、愚息のいる4年生(新5年生)も、6年生の試合で何かを感じ取ってくれれば良いのですが
投稿: 撮里頃民 | 2009年3月16日 (月) 21時17分
こんにちは。
素晴らしい試合でしたねぇ。
文章でもこれだけ伝わるんですから、実際観戦していたら、鳥肌ものの試合だったでしょう!?
応援していた下級生達も、こんな試合見せつけられたら、いやが上にも頑張るしかないないですしね。
投稿: ロジャースコーチ | 2009年3月16日 (月) 14時51分